冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
「今日は…、
俺の隣で寝てくれ」
…別に、何かしようとかじゃなく。
ただ、側にいてほしい。
奏未は…、
俺にとって、
かけがえのない、大切な“奥さん”だから。
…こんなことを思うのは、おかしいか?
なぜか今は、
高校生に戻ったみたいだ。
好きな人に恋し、
その人を欲しいという感情で胸がいっぱいになる。
毎日毎日、仕事に追われ。
家族を二番に考えていたかもしれない。
実際、そう考えていたときもあった。