冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
布団の中に毛布を一枚増やして、
あたしも、その中に入った。
苦しそうに咳をするたび、心配になって眠れない。
あたしのせいだ…
隼斗に風邪、写しちゃったから…
…悪化しませんように……。
そう思いながら、
手を握った。
熱い手…。
やっぱり、熱が上がってる…。
もう一回、汗を拭こうと起き上がろうとしたとき…
一瞬、フワッと浮かんだようになって。
そのまま…、
隼斗の腕の中に沈んでいった…。