冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
「作っておくって…何だよ」
黙った奏未。
手離すなんて、できるわけない。
「隼斗が好きなのに、信じてあげれなかった。…最低でしょ…?
あたし…側にいる資格…ないよ…」
「そんなこと、あるわけないだろ。
ちゃんと事情をメールで送らなかった俺が悪いんだ。
奏未。
あの時、
一生側にいるって、
一生愛するって誓っただろ?
だから、俺から離れるな」
俺の気持ちは伝わったのか、分からないくらいに泣いていた。
俺は、
お前がいなきゃダメなんだ。