冷血な旦那様と新しい恋 【完結】
フワッと身体が宙に浮いたような感じになって目が覚めた。
「…隼斗」
「あんなところで寝てると風邪引くだろ。ベッドで寝ろよ」
しまった…
眠りすぎた…!!
「あ、ごめん、もう目覚めたから!」
スーツのまま、あたしを抱き抱えて…
シワになっちゃう…。
「そうか?」
「うん、…あ!」
いけない、大事なことを言うの忘れるとこだった!
思いっきりの笑顔で。
「お帰りなさい!」