【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済
当たり前だけど、相変わらず真っ白なワ
ークに一瞬目眩を覚えながらも、どうに
か自分を奮い立たせる。
光弥にギャフンと言わせてやる!
……。
…………。
「ふわぁ…」
「ちょっと光弥!欠伸しないでよ!!」
私はシャーペン片手に、呑気に欠伸なん
てしやがった光弥を睨み付けた。
集中力切れるじゃん、バカ!!こっちだ
って結構眠いのに!
そう言うと、光弥が、ちょっとムッとし
たようにこちらを一瞥した。
そして、気だるそうに口を開く。
「もう、あれから30分は経ってるんで
すけど?俺のことばっか責められるの?
」
「う、うっさい!」