【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済




千夏は、一瞬キョトンとした表情を浮か
べてから、圭君と光弥を見比べると。



「圭君も国立も……。なんでそんな睨み
合ってんの?喧嘩なら外でやってよね。
そんな怖いかおしてたら、恋那が可哀想
でしょ」



そう言って、私の肩を抱き寄せる千夏。



キッ、と二人を睨んだ千夏の迫力に気圧
されたのか、二人が怯んだのがわかった




……おぉ、すごいな千夏。男子二人を黙
らせちゃうなんて……。



「ごめん、椎名……。国立も、ごめん」



圭君は申し訳なさそうにそう謝り、また
いつものような、フワッとした柔らかい
笑みを浮かべた。






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