【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済
私が驚くのはわかるけど……どうして千
夏と光弥まで驚くのよ。
光弥に至っては、眉間に皺を寄せて、更
に不機嫌になっちゃってるし。
……意味がわからない。
少し首を傾げていると、相変わらず微笑
んだままの圭君が、口を開いた。
「あのさ、俺毎年、千葉県にある別荘に
行くんだけど……椎名も来ない?もちろ
ん、二人も」
そう言って、千夏と光弥にも微笑みかけ
る圭君。
四人で別荘……ってこと??え、圭君、
別荘なんて持ってるの?もしかして圭君
てばすごいお金持ち……?
それにしても、四人で別荘、かぁ……。
ちらっと、光弥を見上げる。
「……なんだよ」