【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済
その整った顔のあまりの近距離に、どぎ
まぎしてしまう。
というか、誰だって、圭君の綺麗なお顔
が目の前に来たらドキドキしちゃうと思
う。
私に近づいた圭君は、ふ、と甘く笑って
。
「別荘の近くには海もあるんだ。椎名の
水着姿、楽しみだな。夜はプライベート
ビーチにも案内してあげるよ」
囁くように、そう言った。
「え、えぇ??」
水着姿が楽しみって……どうして?私の
水着姿なんて、見たって良いことなんて
一個もないに決まってるのに。
そんな風に思っていると、スッと腕が伸
びてきて、ぐいっと引っ張られた。
突然の衝撃にびっくりしていると、次の
瞬間、居たのは光弥の腕の中で。
代わる代わる男の子に抱きしめられては
、頭がショートしてしまいそうだった。
いやもう圭君に抱き締められた時点で、
すでにショートしてるけども。