【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済
テーブルにバランスよく並べられた、色
とりどりの食卓を見て、光弥が驚いた声
をあげる。
「恋那…料理出来たんだ」
呟くように言われたその言葉に、少しば
かりの不満はあるが、まあいいか。
私だって、料理くらい出来るんだから!
私は、光弥のコップにお茶を注いであげ
てから、椅子に座った。
それから両手を合わせて挨拶をする。
「いただきます」
味見をしてないからちょっと不安だった
けど、鮭の塩加減もいいし、お味噌汁も
薄すぎず濃すぎずのいい塩梅を保ってい
る。
光弥、どうだろう。と気になって光弥に
目線を移すと、バチッとタイミングがい
いのかわるいのか、目があってしまった
。