【完】甘い生活～危険な幼なじみに溺愛されて～【上】p356まで加筆済

「冷たくて、気持ちいいだろ？飲む？あ
、焼きそばもあるけど」

「あ、うん。ありがとー」



そう言いながら、ジュースと焼きそばを
受け取る。



やっぱり圭君、気がきくなぁ……。光弥
だったら絶対、私に買ってこいって命令
するもん。



そんなことを思いつつ、焼きそばを食べ
ようとした時。



ある光景が目に入ってきて、私は手を止
めた。



それは、女の子達に逆ナンされている光
弥の姿で。なんでかわからないけど、す
っごくむかつく。



何かモヤモヤとした感情が燻るのを感じ
て。



──なによ、ヘラヘラしちゃって。



そう思いながら、半ばやけくそで、焼き
そばを頬張ると、クスッと圭君がわらっ
た。



そして、ちょっぴり意地悪な視線を送っ
てくる圭君。



「気になるの？……国立のこと」

「えっ！？」