【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済
千夏とお風呂に向かう途中、お風呂から
丁度上がってきたらしい光弥と圭君に出
くわした。
髪の濡れた二人はどこまでも色っぽく、
思わずドキドキしてしまって。
水も滴るいい男って言葉がぴったりだっ
た。こんなときは、改めてこの二人がイ
ケメンだって思い知らされる。
この二人と旅行しただなんて学校の女子
に知られたら、恐ろしい事になりそう…
…。
そんな風に思いながら、二人に見とれて
いると、ふと、圭君が
「椎名、8時にテラスに来てくれる?」
とあまりにも真剣な瞳でいうもんだから
、思わず頷いた。
ちらっと光弥を見ると、光弥は何故か目
を逸らすようにどこかを見ていた。
……変なの。
「じゃ、あとで」
「あ、うん」