【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済
特別彼氏が欲しいとか、思ったこととか
無かったけど、千夏の話聞いてたら欲し
くなっちゃった。
ポロっとそんな事をいうと、千夏が苦笑
した。
「あんたの王子様は、案外近くに居ると
思うわよ?」
「えー、そうかなあ?」
まあ、彼氏欲しいな、なんて好きな人も
居ないっていうのに無理なのはわかって
るけどね?
王子様、出てこないかな。
私の心を、一生奪っちゃうような、そん
な王子様。
そんな事を考えてたら、のぼせて来たの
でお風呂から上がった。
「あ、そうだ千夏」
「ん?」
「今何時かわかる?」