【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済
好きって言葉
★光弥の憂鬱【光弥side】
今日は、いよいよ帰宅の日。
ずいぶんと呆気なかった気がする。まぁ
、なんだかんだ言いながら結構楽しめた
。
恋那は、千夏ちゃんと呆気なかったね、
なんて話してる。
滝川もそれに加わって、楽しそうだった
。
──きっと俺だけだ。こんなにムシャク
シャして、モヤモヤしてんの。
それは、昨日の事だった。
気乗りはしないが、俺は滝川と風呂場に
行った。
もちろん、湯船に浸かるまで無言。
特に話す事も無かったし、自分から話し
かけようなんて微塵も思ってなかった。
「……あのさ、国立」
湯船につかったとき、滝川が口を開いた
。