【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済
☆俺のものだ
家の近くの駅で、千夏と別れた。
圭君は、しばらく別荘に残るんだって。
だから、圭君は途中まで送ってくれただ
けでまた戻ってしまった。
そして……。
帰り道、どうしてだかずーっと光弥が不
機嫌だった。
横から、痛いくらいの不機嫌オーラが届
いてくる。
ちらっとみては
逸らして。
またちらっとみては
逸らした。
”どうかしたの?”ってききたいのに、き
けなかった。容易く話しかけられるよう
な雰囲気じゃなくて。
だって光弥、怒ると怖いし……。
そうしてると、不意に。
「何」