【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済
光弥に要るっていってもらえたからか、
なんだか私は、ちょっぴり心が軽くなっ
た気がした。
──翌日。
トートバッグには、結構な量のチョコレ
ートが入ってる。
クラスの女子と、光弥と、それから一応
圭君のも作ってきた。圭君にはなんだか
んだ言って、お世話になってるから。
教室は、バレンタインっぽい甘い匂いに
包まれていて、皆チョコレートを交換し
てたりした。
皆もう、本命チョコは、もう既に渡して
るみたい。
だからか、昨日まで恋人じゃなかった二
人がイチャイチャしてたりして。なんだ
か教室はラブラブムードでいっぱいだ。
「恋那っ!おっはよー!はい、チョコ!
」
皆すごいなあ、なんて思ってると、千夏
がそう声をかけてきた。
「千夏!ありがと!私からも、どうぞ」
そう言って千夏にチョコレートを渡して
、交換しあった。