【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済




「あ、恋那とクラス違うじゃん」



さらっといい放った光弥を、キッと睨ん
だ。



どうしてそんな冷静なの!?
私、絶対に光弥と一緒が良かったのに。
今だって、この現実を飲み込めないでい
るのに!



光弥の薄情者っ!



すると、そんな私に気付いたのか、光弥
が私ににやっと笑ってみせた。



「良いじゃん。家で、イロイロ出来るん
だし、さ?」



とてつもなく妖艶な笑みでそう言う光弥
に、僅かに後ずさる私。



「き、キスまでだからねっ!」



ビシッと光弥を指さしてそういうと、光
弥ははあ、と息を吐いた。



「ほんとさ、キスだけとかそれ、なんの
拷問だっつーの」





< 216 / 427 >

この作品をシェア

pagetop