【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済
そんなんで俺の欲求が満たされると思っ
てんの?なんて朝からオープンすぎな光
弥。
そんな光弥は無視しながら、私は教室に
向かった。
もう光弥と離れちゃったのはしょうがな
い。ていうか実際、これで良かったかも
。
だって同じクラスに居たら、光弥になに
されるかわかんないし。自惚れとかじゃ
なく、真面目にね。
幸い、千夏とは同じクラスだったから、
頑張れそうだ。
その日、大阪から、転校生が来た。
そういえば、知らない名前があったっけ
、なんてボーッと考える。
担任に呼ばれて入ってきた彼は、明るめ
の茶髪で、くりっと大きな瞳。笑うと覗
く八重歯が可愛かった。
なんかモテそうだな、とすごく思った。
実際、女の子達がちょっと色めきたって
いる。
「朝田 日向(あさだ ひなた)や。ヨロ
シクな!」