【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済
さっきはここが勝負時、とか思ってたけ
ど、実際はそんなに切羽詰まってるわけ
じゃない。
出だしは順調、結構クラスにも馴染めて
きてる。
委員会にも入れたし。先生からの人望も
厚いって誰かに聞いた。
友達にだって、困ってないし。
皆明るくて優しくて、転校生の俺にも変
な気遣いなんかしないで、気さくに接し
てくれる。
だから俺も、それに明るく対応すること
が出来る。
──ピーンポーン。
そんなことを考えていると、家のチャイ
ムがなって、俺はだるい身体を起こして
、玄関に向かった。