【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済
★一位は二人!?
あの翌日、あんなに高熱だったし、大丈
夫かなあと思っていたけど、しっかり朝
田君は登校してきた。
昨日みたいに顔も火照ってないし、目も
潤んでないし、完治したみたい。
朝田君は私を見つけると、ニコッと笑っ
た。
「恋那~っ!おっはよーさん!」
そんな朝田君に、私も笑う。
「あ、朝田君。おはよう。もう、大丈夫
なの?」
風邪が治ったからなのか、いつにも増し
てテンションが高い。
私がそう訊くと、朝田君はVサインをし
てきた。
「もうへーきやで!昨日、恋那がお見舞
い来てくれたからなぁ」
「本当?それならよかっ……!?」