【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済
その言葉に食べかけだったメロンパンが
ぼろっと口の端から落ちた。
今は7月。
早いもので、二年生も一学期がおわろう
としている。
つまり、期末テストがあったのだ。それ
で、その順位はいつも廊下に貼り出され
ているワケだけども……。
「そういえば、……見てないや」
というかテストがあったことさえ忘れて
た。
でも別にどうでもいいや。
どうせ、一位は光弥でしょ。
そんで、二位が千夏じゃん。
だいたいそうだし。いつもの事だし。
もういいや。確認するだけ無駄だし。ど
うせ私はそんな順位、とれないし。
だけど。
「私、今回三位だから。ちなみに、滝川
は四位だよ」