【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済
そう言うと、今度は真っ赤を通り越して
みるみる青ざめていく。
まあ、キスさせてくれなくていいからヤ
らせろって、我ながら意味不明だしな。
「なっ……!?なんてこというのバカっ
!」
そう言いながら、辺りをキョロキョロと
見回す恋那。
どうやら人に聞かれるのが嫌らしい。
「普通だろ。俺達、もう高2だし?俺だ
って健全な高校生男子ですから?」
そりゃもう、ねえ?
あんなことや、こんなことに興味津々で
すからね、ハイ。
ていうか俺はいつでも準備万端だし。恋
那さえよければ、今すぐだって出来るの
に。
「ヤるか、キスか……。なあ、どっちが
いーの?」
少し恋那を塀へと追い詰めながら、そう
首を傾げて見せる。
「……っ」