【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済
そのまま恋那を追い込んで、逃げられな
いようにしてやる。
塀に背中がくっついてしまった恋那は顔
を真っ赤にさせて、目をうるうるさせな
がら俺を睨んできた。
全然怖くないし、むしろちょっとエロい
けど。
ま、勿論。
答えなんて、わかりきってるけど。
「き……す…」
俺は恋那がそれを言い終わらない内に。
恋那に深く口づけた。
本当はもっと優しいキスをするハズだっ
たけど、思わず激しいキスになってしま
った。
でも、感情が抑えられなくて──。
正直、嫉妬で一杯だった。
朝田なんかに恋那は──。
死んでも、渡さねぇ。