【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済
☆甘い体温
「恋那。俺、今日はハンバーグがいい」
「ブッ……!」
帰ってから、ソファーに身を投げ出した
光弥が、急に”ハンバーグ”だなんて幼稚
園児っぽい事をいうからついつい笑って
しまった。
ハ、ハンバーグって……!
なんだろう……変な単語じゃないのに、
光弥の口から出るとものすごい違和感。
「……んだよ。何、笑ってんだよ?」
光弥が不満そうに私を睨む。その耳がほ
んのり赤くて、私がまた笑ってしまった
。
だって照れてる光弥とか、レアだもん。
「ご、ごめん……。何でもないよ。ハン
バーグね、わかった。丁度ひき肉あるか
ら──きゃっ!?」