【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済
私の高校から、家まではそこまで距離が
ない。
高校を出て10分程あるけばもう自宅の
屋根が見えてくるくらい近い。
だから勿論、登下校は徒歩で行っていた
。
「ただいまー」
ガチャっとドアを開けてから、リビング
の方に向かってそう言い、ローファーを
乱雑に脱ぎ捨てる。
もう少しでドラマにありつけることで、
すごくドキドキしていた。
リビングに入ると、そこには、お母さん
と、この時間帯じゃ家に居ないハズのお
父さんがソファーに座っていた。
年がら年中新婚夫婦ような二人は、娘の
まえでも普通にいちゃつく。