【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済




「でも、可愛かったんでしょ?」

「誰が」

「……夏希ちゃんが」



言わせないでよ、と光弥を睨む。



だけど、悔しいけど。

あれは本当にかわいいもん。私が男の子
だったら、彼女にするなら夏希ちゃんみ
たいな可愛い女の子がいいって思うもん




でも、光弥はうーんと唸ると。



「つか、見たことねー。から、わかんね
ー」



なんて言うから。

ウソつき!!と罵りたくなった。



「嘘だぁ……。夏希ちゃんがかわいいっ
て知ってるから、あんなこといったんで
しょ」



じゃなきゃもし、夏希ちゃんが私くらい
可愛くない子だったら、こんなことには
ならなかったもん。



「や。別に。ただ、可愛い転校生だって
噂されてたから、お前、妬くかなって」






< 319 / 427 >

この作品をシェア

pagetop