【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済
☆触れないで
とうとう、体育祭当日。
天気も良くて、外には雲一つない青空が
広がっている。体育祭日和って感じだ。
「恋那ー、ちょっとこれやってくんね?
」
朝、リビングから聴こえてきた光弥の声
にハイハイって返事をしてリビングに入
ってから立ち尽くした。
……というよりも、見惚れていた。
同学年の、主に女子から、応援団やって
!リクエストをしぶしぶ引き受けた、光
弥。
実は私もやって欲しかったから、内心ウ
キウキで。
その格好は、誰でも萌えるだろう、学ラ
ンの長いやつに真っ白なながーいハチマ
キ。
今の光弥は、まさにその格好だった。
……ああだめ。格好よすぎて鼻血でる。
絶対に似合うとは思っていたけど、ここ
までの破壊力とは……。
それで、どうやらハチマキが、上手く結
べないらしい。