【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済
グラウンドは、私達実行委員会のおかげ
もあって立派に飾られている。
遥か頭上の万国旗は、自由に優雅に風に
靡いて気持ち良さそう。
でもあれ、取り付けるの凄い大変だった
なあ……。時間かかったし。
光弥は、照りつける日差しを眩しそうに
見上げてから、不機嫌そうに顔を歪めた
。
「つーか……暑すぎ……」
「まあ、光弥、学ランだし」
体育着の私より、遥かに熱いだろう。
私達の学校は開会式に選手宣誓がある。
だから、光弥は今から学ランを着なくて
は行けない。
でもでも、きっと宣誓する光弥もかっこ
いいにちがいない。
光弥を見て色めき立つ女子が易々と想像
出来るもん……。
それから、時間が過ぎ、いくつかの種目
が終わった。
やっぱり、光弥の宣誓かっこよかったし
。