【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済
そんな言葉と同時に圭君と朝田君が私達の元にやって来た。
朝田君は私を見つけると、ニカッと太陽みたいに笑う。
「同じ班にならへん?」
「うん!千夏も、いい?」
「別に、誰でもいーよ」
じゃあ決まりだね!と朝田君と笑う。
実際、話したことない男子はいやだし。
だから、圭君と朝田君っていうのはちょっと安心した。
これは修学旅行楽しくなりそうだなーなんて考えていると、不意に
「ねえ、私も、そこに入れて欲しいな」
鈴を鳴らしたような声が聞こえてきて。
高く、澄んだ声に身体の全てが支配されたような気がした。