【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済




「あれね、私のお姉ちゃん。
ぎりのお姉ちゃんだよ。
光弥君も恋那ちゃんも結局
最後まで私が保育園一緒だったって気付かなかったね」



こいつが、先生の……妹?



「あんたらのせいで、お姉ちゃんはしんだの。
許せなかった。
ドッジボールを提案したあんたも
見境なしに道路に飛び込んだアイツもね!



……大好きだった。
お姉ちゃんが、大好きだった。
あの事件のせいで、お母さんはまた離婚した。
全部めちゃくちゃ!!
あんたらのせいで、めちゃくちゃよ!」



そう言った西山からは
いく数もの涙が零れていた。



「復讐してやろうって思ったの。
そしたら丁度よく、あんたら付き合ってたし。
丁度よく、日向がアイツを好きになったし。
これで終わる。
復讐は、おわりだよ」



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