【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済
それから暫くして、学校に行く準備を整
えると、光弥はもう居なかった。
……先に行ったんだ。
学校には、自転車で登校してる私。雨と
かだとすっごい辛いし不便だけど。
それに、風が強い日とかは、スカートが
捲れやしなか、いつもヒヤヒヤしながら
学校に向かう。
「恋那ーっ!!」
自転車を駐輪所に置いていき、校舎へと
向かう。
正門の所で大きく手を振ってるのは、友
達の住吉 千夏<すみよし ちなつ>。
サラサラショートの栗毛と、大きな凛々
しい瞳がとっても素敵で、誰もが認める
美人だ。
性格はさばさばしていて、男女問わず友
達が沢山居る。
何事にも物怖じしないその性格は、密か
に憧れだったりもする。
「恋那、おはよう!」
「おはよう千夏~!」