【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済
確か、夫婦揃って、デザイナーをやって
るおじさん、おばさんは、今海外に行っ
ててるって、ちょっと前に……ていうか
中学の卒業式で光弥が言ってた気がする
。
ていうかそれから光弥ってばずっと一人
で暮らしてたんだ。
もう、帰ってきたのかな?
そんな風に思ってると、お母さんは
「そうよ~。だから、丁度いいでしょ?
光弥君一緒なら、安心だし」
ふふ、と微笑みながら、そう言ったお母
さんに目を見開く私。
ちょ、ちょっと待ってよ!
光弥が安心?どこが!?お母さんは知ら
ないんだよ、光弥の素顔を!
だからそんな無責任な事が言えるんだ!
「む、無理無理!!!」
手を顔の前で左右にブンブン振って、拒
絶する私。
それってしばらく同居ってことでしょ!?
絶対無理だってば!