天神学園高等部の奇怪な面々34
無口少女が嫌がるのも気にせず、龍太郎は彼女の弁当箱から卵焼きをヒョイと摘まんで口に入れる。
『龍太郎君が卵焼き取ったぁっ!今日のは上手に出来てなくて恥ずかしいのにぃっ!』
「いやいや、美味ぇ美味ぇ、ちょっと甘めの味付けにするのがいいんだよな」
モグモグと口を動かす龍太郎を。
「うぐお!」
十牙が後ろから蹴飛ばした。
「何しやがるワンコてめぇっ!」
「龍太郎先輩、やり取りが卑猥っス…」
『龍太郎君が卵焼き取ったぁっ!今日のは上手に出来てなくて恥ずかしいのにぃっ!』
「いやいや、美味ぇ美味ぇ、ちょっと甘めの味付けにするのがいいんだよな」
モグモグと口を動かす龍太郎を。
「うぐお!」
十牙が後ろから蹴飛ばした。
「何しやがるワンコてめぇっ!」
「龍太郎先輩、やり取りが卑猥っス…」