天神学園高等部の奇怪な面々34
そんな会話を交わす二人のもとに。

「お、揃ってここにいたのか」

龍太郎が顔を出す。

手には、二本の緑茶のペットボトル。

「探す手間が省けたぜ、ほらよ」

バルナと翡翠に、それぞれペットボトルを差し出す。

「貧乏の癖にオゴリ?」

「うるせっ」

バルナの言葉に顔を顰める龍太郎。

そんなやり取りをしつつも、バルナはペットボトルを受け取る。

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