天神学園高等部の奇怪な面々34
「!!」

ギィイィインッ!

その硬質な音に目を見張る。

人間を斬った音ではない。

何より、刃が肉に食い込んでいかない!

「前の俺の試合を見ていなかったのか?バルナ先生」

龍太郎は振り向く。

「硬気功だ。どんな刃だろうが、俺の体は傷つけられねぇ」

影業物を左手で払い、龍太郎は渾身の右正拳突きを放つ!

< 120 / 176 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop