天神学園高等部の奇怪な面々34
まるで別々の生き物のように襲いかかってくる翡翠の二刀流。

天神学園の生徒達の話だと、普段は川蝉のみを愛刀とし、二刀流は見せた事がなかったというが。

人知れず二刀流を鍛錬していたのか、それともこのタイマントーナメントに備えて修練を積んだのか。

何にせよ。

「じゃあ俺も愛用の剣を駆使させてもらいます」

フェイレイは二刀に分割した剣、その柄尻同士を連結させた。

上下両方に刀身を持つ剣に可変。

通常の剣よりも間合いが広がり、槍のような使い方もできる。

< 138 / 176 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop