天神学園高等部の奇怪な面々34
「『封印』だの何だの、小難しい話は他所でやって下さい…私は…」

バルナの唇が残虐につり上がる。

「暴れられればいいんです…抑え難い戦闘衝動をこの場で発散させられれば、何も文句はありません…ですから話し合いなんて他所でやって…さっさと試合を始めましょうよ…ねぇ?」

挑発的に寒緋と龍太郎を睨めつけるバルナ。

三者の間で、激しい火花が散る。

一触即発の状態。

おとぎが、ブリュンヒルデが、無言のままその様子を眺める。

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