天神学園高等部の奇怪な面々34
左右の二刀で刺突を放つ気か。

だが行ける。

たとえ二刀の刺突とて、硬気功で防いでしまえばいい。

そこに出来た隙を突いて、浸透勁でケリをつける。

あくまでも真っ向勝負。

回避など頭にない。

しっかりと床を踏み締める龍太郎。

「剣技・二刀流奥義…」

翡翠の握る二刀、その切っ先がピクリと動いた。

刹那、爆発的な突進と共に放たれる真紅の閃光!

「紅葬送(くれないそうそう)…!」

< 157 / 176 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop