天神学園高等部の奇怪な面々34
正面切って迎え撃つ龍太郎。
硬気功も使わない。
防御も、回避さえもしない。
紅葬送はまともに龍太郎を捉え。
「!?」
彼の体を吹っ飛ばす!
…それがおかしかった。
紅葬送は刺突技。
まともに決まれば、相手の体を『貫通する』筈なのだ。
にもかかわらず、龍太郎の体は吹っ飛んだ。
いや…。
「貴様…自ら跳んだのかっ?」
軽身功。
気功により、己の身体を柔軟に、緩みに緩みきらせ、相手の攻撃に逆らわず、流れに身を任せて受け流す技法。
いわば柳に雪折れなし、という奴だ。
例え奥義であろうと、その威力の大半を受け流してしまえば、ダメージは極限まで軽減できる。
硬気功も使わない。
防御も、回避さえもしない。
紅葬送はまともに龍太郎を捉え。
「!?」
彼の体を吹っ飛ばす!
…それがおかしかった。
紅葬送は刺突技。
まともに決まれば、相手の体を『貫通する』筈なのだ。
にもかかわらず、龍太郎の体は吹っ飛んだ。
いや…。
「貴様…自ら跳んだのかっ?」
軽身功。
気功により、己の身体を柔軟に、緩みに緩みきらせ、相手の攻撃に逆らわず、流れに身を任せて受け流す技法。
いわば柳に雪折れなし、という奴だ。
例え奥義であろうと、その威力の大半を受け流してしまえば、ダメージは極限まで軽減できる。