天神学園高等部の奇怪な面々34
ガクリと膝をつき、口元から血を滴らせる翡翠。
特に左半身のダメージは大きかったのか。
「くっ…」
翡翠は妻の愛刀、黄昏を取り落とす。
想像以上の浸透勁の威力。
もう左手で刀を握っていられない。
だが。
「まだだ…俺には戦友が残っている…」
川蝉を支えに立ち上がる翡翠。
龍太郎は、膝を震わせながら何とか立っている状態。
そんな彼に。
「奥義…!」
翡翠は高速の一撃を仕掛けた。
さながら水面に映る獲物を啄む、川蝉の嘴の如く。
「川蝉翡翠(かわせみひすい)!」
特に左半身のダメージは大きかったのか。
「くっ…」
翡翠は妻の愛刀、黄昏を取り落とす。
想像以上の浸透勁の威力。
もう左手で刀を握っていられない。
だが。
「まだだ…俺には戦友が残っている…」
川蝉を支えに立ち上がる翡翠。
龍太郎は、膝を震わせながら何とか立っている状態。
そんな彼に。
「奥義…!」
翡翠は高速の一撃を仕掛けた。
さながら水面に映る獲物を啄む、川蝉の嘴の如く。
「川蝉翡翠(かわせみひすい)!」