天神学園高等部の奇怪な面々34
タイマントーナメント・1回戦
第一試合
龍太郎達がリングから下り、二人の選手が残る。
バルナ・スフィアとブリュンヒルデ。
中央に立つ両者の間に、完璧超人が歩み寄る。
「…お前本当にバルナか?」
訝しげに訊ねる完璧超人。
「……影の本質は外見で決まるものではないわ…貴女達が普段見ている少女の姿が私の真の姿だと思わない事ね」
そう言ったバルナの髪には、いつも付けている黒い珠が揺れる。
この珠がある限り、彼女にとっての容姿など些末な事なのだ。
バルナ・スフィアとブリュンヒルデ。
中央に立つ両者の間に、完璧超人が歩み寄る。
「…お前本当にバルナか?」
訝しげに訊ねる完璧超人。
「……影の本質は外見で決まるものではないわ…貴女達が普段見ている少女の姿が私の真の姿だと思わない事ね」
そう言ったバルナの髪には、いつも付けている黒い珠が揺れる。
この珠がある限り、彼女にとっての容姿など些末な事なのだ。