天神学園高等部の奇怪な面々34
寒緋が言い終わらないうちに、龍太郎は反論した。

「俺ぁ天神学園で最強になるって決めたんだ。何でお前の指図受けなきゃならねぇんだ」

「コイツッ!」

寒緋は『華切り』で龍太郎に斬りかかる!

これを回避し、クロスカウンターを放つ龍太郎!

寒緋もこれを避けたものの、拳は微かに頬を掠めた。

「アンタの手前勝手で、学園全体を危険に晒す気か!」

「んなわきゃねぇだろがっっっっっ!」

まさに龍の咆哮。

会場全体に響き渡る蛮声で、龍太郎は吠える。

「龍だか蛇だか知らねぇが、出てきたらソイツも俺がぶっちめてやんよっっっ!」

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