天神学園高等部の奇怪な面々34
リング上。
二刀を帯刀した翡翠と、黒のタンクトップにカーゴパンツに裸足という出で立ちの十牙が向き合う。
「ここは貴様を一武人として、紅月と呼ぼうか…」
隻眼で十牙を見据える翡翠。
「今年入学の1年では、貴様が一番骨のある生徒だと思っている。先の対抗戦で我ら武闘派教師陣の一角を崩した時からな」
「俺も先生にゃ一目置いてますよ」
目をそらさず呟く十牙。
「武闘派教師陣なら、翡翠先生か完璧超人先生が随一の使い手だと思ってるっス。今日は…」
彼は牙を覗かせた。
「その随一の一人を切り崩しに来ました」
「笑止」
青白き闘気。
両者の間に、張り詰めた緊張感が漂う中。
二刀を帯刀した翡翠と、黒のタンクトップにカーゴパンツに裸足という出で立ちの十牙が向き合う。
「ここは貴様を一武人として、紅月と呼ぼうか…」
隻眼で十牙を見据える翡翠。
「今年入学の1年では、貴様が一番骨のある生徒だと思っている。先の対抗戦で我ら武闘派教師陣の一角を崩した時からな」
「俺も先生にゃ一目置いてますよ」
目をそらさず呟く十牙。
「武闘派教師陣なら、翡翠先生か完璧超人先生が随一の使い手だと思ってるっス。今日は…」
彼は牙を覗かせた。
「その随一の一人を切り崩しに来ました」
「笑止」
青白き闘気。
両者の間に、張り詰めた緊張感が漂う中。