不良だらけの危険なバイトッ☆

マスターのお手製のそれは味もだけど見た目もすごく可愛らしい。


女の子はこういうの好きだろうな…。


他にはサンドウィッチとかジャーマンドックとかもあって。


なんだかあたしまでお腹すいてきちゃったよ。


「あのっ、すいません」


「あ、はーいっ」


さっそくお客さんに話しかけられたからバタバタと準備を始める。


気づけば店には数人の行列ができていた。


それからはあっという間で…。


店には途切れることなく人が立ち並び、大繁盛。


隼人や藤堂君達の接客も後押ししてわずか2時間でほとんどの商品が完売してしまっていた。


「いやー、まずいな。これはまた作りなおさないと…」


マスターがそう呟いてポケットからメモを取り出す。


そしてすらすらとペンで何か書いていくとそれをあたしに手渡した。

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