不良だらけの危険なバイトッ☆
「いちご…ハチミツ、紙コップ……これって?」
「おつかい。近くにスーパーあるから買ってきてくれないかな」
「はいっ」
「…隼人も行って来いよ。ついでに祭りも見てきていいから」
「「え」」
マスターの言葉にあたしと隼人は顔を見合わせる。
お祭りも見てきていいなんて…
「サンキュ」
隼人はニッと笑った。
「いいとこあるじゃんマスター。じゃ、行ってくる」
そう言って背を向けて歩き出した。
「あ、じゃあ行ってきます!!」
あたしも頭を下げると慌てて隼人の後を追った。
後ろで三人が不満を呟くのが聞こえたけどそれどころじゃなかった。
暗い夜道に出店と祭り提灯の明かりが浮かぶ。