不良だらけの危険なバイトッ☆
「はーい。じゃあこれいちご練乳ね」
そう言ってお店のおじさんが差し出してくれた。
「おいしそうっ、いただきます」
かき氷なんて久しぶりすぎてすごくうれしい。
ストローのスプーンでそれを口に運ぶと甘い味が広がってきた。
「おいしい~っ」
満面の笑顔でそう言うと隼人も笑い返してくれた。
それからというもの、フランクフルト、焼きそば、唐揚げ、いちご飴、アイスクリーム…
色んなものを食べた。
ほとんど食べたのは隼人だったりもするんだけど。
途中の射的の景品だったうさぎのぬいぐるみが可愛いなって思って見ていたら、隼人が「ちょっと待ってろ」って言って…
何も言ってないのにあたしの欲しいものを一回で取ってくれたんだ。
そのほかにもピンクのヨーヨーを取ってくれたりとか、一緒に金魚すくいをしたり楽しい時間は過ぎていった。
「では~、本日最後のイベント…花火大会です」