不良だらけの危険なバイトッ☆
「ここだよ」
隼人が連れてきてくれた場所。
それは神社の境内だった。
さっきとはまるで違う、静かな場所。
少し高いところにあるからさっきまでのお祭りの明かりを見渡すことができる。
その向こうには海があった。
「うん」
石の階段に二人で腰掛ける。
てか浴衣一枚だと少し寒いかも…
「っくしゅん」
あ、恥ずかし…
「大丈夫か?」
隼人が心配そうにのぞきこんできた。
「大丈…っくしゅっ」
「大丈夫じゃないだろ」
そう言って隼人があたしの肩を抱き寄せた。
肩に腕が…
ドキンー
「っやあ!!!」
思わず隼人を突き飛ばしてしまった。