不良だらけの危険なバイトッ☆

「……」


あたりがしんと静まり返る。


「嫌いじゃない…ただ、恥ずかしかっただけなの」


こんなことを言うのはすごく恥ずかしい。


「藤堂君達とは違う。隼人といるとドキドキして胸がいっぱいになってどうしていいかわからなくなる」


でも今更ごまかしたって余計に関係が悪化するだけ。


今までにだって素直に言えてれば変わったかもしれない。


でも恥ずかしくて


ドキドキして


こんな感情は初めてで。


「あたしは…隼人のこと…」


「もういい、わかったから」


強い声が遮った。


どうしよう、やっぱり怒ってるのかな。

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