不良だらけの危険なバイトッ☆
「アンタ…名前は?」
この男の人に教えていいのかな。
なんてついつい考えていると「答えなきゃ警察に突き出すよ」と冷たく言われた。
もう言うしか選択肢はないらしい…
「や、矢吹…莉子です」
小さな声であたしは答えた。
「ふーん、莉子ね」
男の人は何か企んでいるようにニヤリと笑う。
「俺は沖田隼人(オキタハヤト)。ここの従業員だ」
「えっ?」
この人…ここで働いてるの!?
てことはまさか…
あたしこの人と一緒に働こうとしてるの?