不良だらけの危険なバイトッ☆
* 温泉旅行は波乱万丈!?
────・・・
「莉子帰ろうぜ」
穏やかに時は流れてあれから2ヶ月がたった。
あたしがここに来てからもう半年になる。
隼人と二人きりで帰るのも、少しは慣れ…ません。
「恥ずかしいー//」
学校前を手を繋いで歩くだけで心臓が爆発しそうになる。
「ったく…少しは慣れろよ」
隼人が呆れながら繋いだ手をさらに強く握りしめる。
「ちょ、ちょっと~//」
「うるさい、黙って俺のする通りにしてろ」
そう言ってずんずんと歩いていく。
「待って転ぶっ!!」
もはや引きずられてるよっ…!
あたし達の付き合いはこんな感じ。
乙女心がときめく少女マンガのような恋愛は程遠いみたいだ。