不良だらけの危険なバイトッ☆

あーあ…


心の中で少しため息をつく。


元々隼人の恋愛についていけてないあたしが悪いんだけどね。


「そういや、莉子」


隼人が急に止まるから…


「やっ!!!!」


あたしはバランスを崩す。


そしてそのまま隼人の腕に抱きとめられた。


恐ろしいくらいの至近距離。


はわわわわわっ////


ドキドキしながら隼人を見つめた。


「だから何そんなにびびってんだよ」


クスッと笑う吐息が肌をくすぐるから


「ひゃっ///」


あたしは思わず飛び退いてしまった。


そんな様子を見て隼人は大きくため息をついた。


「…お前はいつまでたっても…」


「ごめんなさい」


呆れ調子の隼人に頭を下げると、


ペラッ


目の前に一枚の紙が差し出された。

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